令和6年10月14日 法話会を開催しました
2024年10月19日去る令和6年10月14日(月曜日・祝日)、総本山善通寺執行長・真言宗善通寺派宗務総長上原雅明僧正をお招きして法話会を開催しました。
法話会で上原僧正は、自己紹介から始められ、ご自身が現在京都のお寺の住職をされていることと、幼稚園の園長先生をされていることからお話を始められました。その中でハワイ出身の日系三世であること、小学6年生の時にお母様の実家である京都のお寺に家族で移住されたこと、その時言葉の問題などで苦労されたことなど、にこやかな表情でお話しされました。そして、6月からは、善通寺と京都のお寺を行き来しておられること、その中で、いつもご夫婦一緒に仕事をして毎日を過ごしていたから、夫婦の間でSNSなど使うことはなかったのに、離れている時間が多くなったのでSNSの便利さを知ることになったことなどをお話しされました。
つぎに、十善戒について語られ、「不殺生」というのは、私たちは命をいただいて生きているのだから、そのことを忘れずに大切にしてください。「不偸盗」以下のことも同様に大切にその意味を考えていけば、みんなが平安に過ごすことができる教えです。この大切な教えは、お釈迦さま、お大師さまの大切な教えであるので、私たちも大切に守り伝えましょう。また、お経にはその大切な教えが説かれていますので、必ずお経本を手に取り開いて読んでくださいとお教えになられました。
最後に国の観光庁の事業として善通寺が善通寺市の一員として、ニューヨークでプレゼンテーションされたことをお話になり、その中でニューヨークと比べて日本の治安の良いことを善通寺に宿泊された、外国人女性のお遍路を例にお話しされ、これも日本に仏教の教えが広く根付いていることに由来しているのであろうと語られ、お話を終えられました。
上原僧正は、別院がご信者さまに支えられていることが実感でき嬉しかった、と語られて、善通寺へお帰りなられました。